
はじめの一歩!ミッションからストーリーを考える!
講師は、農ライファーズ(株)のいもっちゃん(井本喜久さん)竹原市田万里町在住

〈いもっちゃんの簡単な経歴〉
東京農業大学卒、企業のブランド作りの仕事20年、
2014年前妻の病気をきっかけに食の重要性に気づき、食・農・農家に興味を持つ。
それまでの認識は、農家では喰っていけない。田舎はダメ。兼業農家でないとやっていけない。単一品目を栽培する農家が多い。ところが、全国には、うまくやっている農家がいる。⇒ うまくやっている農家の特徴に気づく。
暮らしを軸にどうビジネスをつくるか
〈農家をうまくやっている〉彼らの特徴
農ライフ”をやっている 暮らしの中に農がある
理念のはなし
理念とは、真ん中の考え 理念がないとダメなのではなく、
あった方がより充実するんじゃないの!!(といういもっちゃん)
何のために起業するのか? 暮らしを充実させたいから
何のために生きるのか?
理念は、❶頂点❷頂点に登る道 この2つの要素で構成されている。
❶頂点は、ミッション・テーマとも言い換えられる
❷頂点に登る道 ビジョン・コンセプト ここに起業やビジネスがある
❶頂点(理念・ミッション)
農ライファーズ(株)の理念 ”世界を農でオモシロくする”
いもっちゃんの理念 ”次の世代のピースをつくる””人の心と体の健康に寄与する”
会社と個人の頂点(理念・ミッション)を分けて考えた方がよい
なぜなら、会社より個人の哲学の方が重要だから。
会社よりも本当は、暮らしの方が大事。やりたくないことはやらなくていい。
人の心が続かない限り、事業はうまくいかない。楽しい、面白いの心で活動は続く。まずは、自分の想いが一番大事。
三方よしのはなし
500年前から言われている近江商人の心得
❶売り手よし 自分
❷買い手よし お客さん
❸世間よし 一般社会
❶❷❸がいいね!という状態 あくまで一番は自分
大企業は、❸→❷→❶の順番に考える事が多い。
例えは、❸社会のトレンドやニーズを調査して❷お客さんに喜んでもらえる必要な商品サービスを決めて❶担当者がそれにやりがいを感じてブラッシュアップしていく
結果的に三方よしになれば、それが悪いわけではないが、それは十分な資金力のある大企業でなければむずかしい。
例えば、❶古民家が好き ❷古民家で宿をやる ❸農村の活性化になる
つまり、❶だけでは、自分が好きなだけ ❷は、お客さんは喜ぶよね ❸までやって、一般社会・世間でもいいね!と言ってもらえる
つまり、
「私はこのビジネスをすることで一般社会・世間に何を約束しょうとしているのか」
というストーリーが必要。
農ライファーズ(株)の理念 ”世界を農でオモシロくする”
2023年開始したブランド 田万里家 の理念
”小さい田舎から大きい美味しいを届ける”
❶ 米粉ドーナツ専門店 米農家のドーナツ屋さん
❷ 農体験ができる宿
オランダアムステルダムにも出店
米粉ドーナツも農体験も 本質・源・土から作っている
⇒日本の文化は、まだまだ世界に打って出れる!!
やろうとしていること それが本質かどうかは、常に自分の心のなかにある
面白いとは、顔が白い
つまり、目の前がホワイトアウトしてしまうくらいワッハッハーと笑えるかどうか
自分の中にあるものをアウトプットする時、自分の真ん中で大切にしていることを
“えっ、それ何!”と世の中の人が引っかかるようにとがった言葉にチューニングし直すことが大事。
私のイチオシ!いもっちゃん名言:ここには なにもないけどすべてある
本質の対義語ほ、現象である
地球の核は、本質。現象が地球。
起業で大切なこと
❶稼げる事業か
❷エッジが立っているか
❸持続可能か
塾生のプランに対するいもっちゃん的アドバイス
- 自分が何を真ん中に思っているのか1つの言葉に落とし込むそれを分かりやすくすごくシンプルに伝える事が大事 例)世界を農でおもしろくする
- 地域課題に向き合いすぎて、行政の仕事になっていないか。事業は、貪欲に利益を追求して、継続させていく必要がある。どうやって繋げるか。
- 商売は、みんなの「好き」っていう気持ちを集めるゲーム。
- 城里町(しろさとまち)のスターバックスと言われているお茶屋さん【高安園直売所】素晴らしいビジネスモデルとして紹介
- ストーリーとアウトプットしようとしている商品(サービス)との一貫性が大事。自分がやりたい事と地域の人の想いや地域の資源とが乖離していないか、三方よしになっているか。
- どこにでもあるものでは、埋もれてしまう。人を惹きつけるインパクトが必要。
- 独自性と一般名称をうまく組み合わせることで、一般の人にも想像がつく分かりやすいネーミングを考える。 例)米粉(独自性)+ドーナツ(一般名称) を米粉ドーナツだから、「こめーなつ」などのネーミングにすると伝わりにくい。
- 自分が動かなければ成り立たない事業は継続が難しい。場所を作りたくなる気持ちは分かるが、事業の継続を考えるなら、人を育てるコンテンツを充実させた方がよい。
- ボランティアではなく、収益性を何でつくっていくかが大事。
- 自分でしかできない特徴というのは、裏を返せば、ものすごく狭い範囲を攻めていることになる。
- 顧客の数は?どのくらいのパイの人に対してのサービスなのか?ビジネスとして成り立つのか。
- 自分の想いが強すぎて、ストーリー的に頭でっかちになっていないか。これもやりたい、あれもやりたいは、一般の人には伝わりにくい。商品(サービス・ネーミング・コンセプト)は、端的に一般の人がイメージしやすい事が大事。
- すでにある商品やサービスから容易に連想できるネーミングにするのも一般の人に分かりやすく、覚えてもらえる、関心をもってもらうのに効果的。
- 社会課題と世の中が面白いと思うことに開きがある。この開きを埋める「社会課題が面白い」と思えるような、○○な○○=独自性+一般名詞を見つける。
- ニッチの向こう側にエッジをとがらせる、埋もれない工夫が必要。